小川秀夫の湯治の目安

10ヶ月~12ヶ月、湯上り後の爽快感は克服のあかし

薬物の中止により体内に蓄積された薬物も排泄され「人が誰しも備える自然治癒力」が阻害されることなく、ごくあたりまえの働きに戻り始めている。湯治によって体を温め、汗をかくことが、日常生活の日課として定着し、湯上がり後の「爽快感」が得られるようになってくれば湯治は大成功である。

10ヶ月12ヶ月経過した辺りで定期の精密検査、血液検査をするとよい。癌患者は既にがん腫瘍の縮小、消失が認められる人が多いからだ。さまざまな慢性疾患者でも体に異常なしという結果が得られているはずだ。後はそのまま継続すれば良い、がん患者、リウマチ、膠原病、アトピー性皮膚炎その他、さまざまな疾患者には湯治と共に過ごす「時の流れ」がすべてを癒してくれることになる。