小川秀夫の湯治の目安

3カ月、4カ月経過すると血中のリンパ球が30%、1800個/㎣を超えてくる

薬に依存せず湯治生活を行なってから3、4ヶ月経過すると体のあらゆる部分に変化が現われ病状の改善が始まる。血液検査では血中のリンパ球は30%、1800個/㎣を超え、さらに増え続けるのを多くの人で確認している。これらは人の持つ本来の自己治癒力、自然治癒力の現われであり、今まで一度も経験したことがないような、体にとっては素晴らしい出来事ばかりである。なんとなく気休め程度で始めた湯治も、あなたの心の底に残る猜疑心ははれ自信と確信に満ちてくる。

血液検査で白血球数とリンパ球の割合からリンパ球の個数を計算する(下票はサンプルです)

 
がん患者の場合は免疫の拮抗状態(せめぎあい)によって、がん腫瘍の進行が止まり、3ヶ月から4ヶ月経過後、突然がん細胞の退縮が始まり、顕著なアポトーシス(がん細胞が自ら消えていく現象でがん細胞の自殺とも言う)により、がん細胞の消滅が始まる人もいる。これらは、人は意識して生活の改善を図るにしても、また無意識の中での生活改善であっても、がんが退縮するための条件が体に整いさえすれば誰にでも起こりえる。

血中のリンパ球が1㎣中1800個程度から自然退縮が始まっている。普通の免疫力を備える人の白血球6000個の30%の割合である。また手術で摘出不能のがん腫瘍、また転移部のがんの縮小、消失が始まるのは概ねこの時期辺りからであり、これらは掛かり付けの病院の担当医師が驚くばかりである。

実際医学的な検査でもこの程度の期間で奇跡ともいえる改善が認められる人々が数多い。特に血液検査では血中のリンパ球の数値や腫瘍マーカーをしっかり記録しておけば回復状態が確実に把握できる。「湯治」により、このリンパ球を増やし続ければ、いずれがんは縮小、消失し治癒することになるのである。

自分自身の感覚で病状の改善を実感できたら早速病院で血液検査してみたら良い。患者本人もそうだが、それよりも担当医師の方が驚き、首をかしげる結果が現われているはずだ。
「○○さんどうしたの、何かあったのですか、何かしたのですか、すごい回復だ、何をしているのですか」と毎回検査の度に質問攻めにあうことになるだろう。