小川秀夫の湯治の目安

4ヶ月~6ヶ月、顕著な回復の始まり

湯治により自律神経失調の改善がすすみ免疫機能が回復するための条件が体に整う期間は早い人で4ヶ月~6ヶ月程度である。血液検査では血中のリンパ球が増減しながら増え続けるのを多くの人で確認している。

そしてその辺りから人によっては顕著な回復が始まり、本人や周りの人が毎日確認できるほどの回復振りを見せる人も多い。血中のリンパ球、1㎣中で普通の免疫力を備える人のリンパ球を維持しつづけるのも時間の問題である。

疾患者で4ヶ月~6ヶ月、一日1時間程度の自宅湯治を継続した方で「比較的に体の調子はいいのだが、まだ夕方になると倦怠感を感じる」と訴えられる方がいる。毎日3時間の湯治を日課にできた人と一日1時間程度の湯治(長風呂)の人の場合はここらで大きく差が出るのを確認している。一日1時間程度の湯治では健康維持のための健康法としも少し足りない(90分~120分必要)。疾患者の場合、一日1時間程度の湯治だと血中のリンパ球の増減が拮抗状態をなかなか超えることができずにいるのではないかと考えられる。仕事をしながら毎日3時間の湯治は大変かもしれないが、湯治の時間を少しでも増やす努力も必要である。