いやはや、今の日本ってやつは――すっかりヤバい国になっちまったな。
政治屋、役人あいつら本当に大丈夫か。こりゃ国民全員で選挙行かなきゃあな。みんな竹槍(選挙権な)持って突撃しないと大変だ。
物価もついに、というかようやく上がり始めた。年寄りから言わせりゃ、物価が上がるなんてのは当たり前の話でな、「いつまでも同じ」とか「むしろ下がる」なんて時代は、夢みたいに恵まれてたんだよ。
いままでは給料が上がらなくたって、庶民は何とか生きやすかった。少なくとも、「貧乏=生きづらい」ってわけじゃなかった。
ところが今の“貧乏”はどうだ?
三食ちゃんと食って、服だって穴もシミもなくて――
むしろ「古着」でオシャレ扱い。笑っちまう。
そりゃ、ファッションの自由ってやつはいいことだよ?でもな、
本当の苦労も知らずに「不満だ不満だ」って言ってる若者たち、ちょっと聞け。
私の若い頃?
メシなんて飲食店の残飯漁って、学生時代は学ラン一枚、冬でも一枚。
臭い?汚い?キモい?上等だよ、そんなのが日常だったんだ。
それが、白いご飯を茶碗に山盛りよそえるだけで涙が出るほど嬉しかったんだぜ。
新しいシャツ一枚手に入れて、鏡の前でにやけてたっけな。
車なんて手に入れた日には、嬉しさのあまり国道でガッツポーズしたわ。
見えてたのは未来の無限の可能性だけ。
でも今は?
すべてが揃った状態からスタートしてる。
スマホもある、エアコンもある、冷蔵庫の中にはチーズだのヨーグルトだの。
それでも不満だ、不足だ、あいつの方がいいモノ持ってる――って、
比較と嫉妬の地獄ループだ。
人より上にいれば優越感でふんぞり返り、
下に見えたら敗北感で塞ぎ込む。
そのくせ自分より「下」を探してマウント取りながら生きてんだ。
まるで、勝ち負けでしか価値を測れないゾンビ社会。
しかもな、今や税金なんだかんだで合わせたら「五公五民」。
頑張って稼いだって、半分は持ってかれる。
気づけは“勝ち組”だと思ってた奴も、自分がバカにしてた“負け組”に引きずり落とされる時代だ。
生きにくい世の中だよな。こんな空気吸ってりゃ、そりゃ誰だって病気になるわな。
――だから言うんだ。
「病む前に湯に入れ!」
大病になる前に、身体がちょっとおかしいなと思ったら温泉へ行け。
湯治だ。
温泉は、何万年も前から自然が用意してくれた“命の再起動スイッチ”だ。
ストレス、疲労、鬱々した心――まずは湯に浸かってからだ。
それとな、年寄りよ。
「病院通いが生きがい」なんて言ってる場合じゃねぇ。
湯治して、緊急時以外は医療費使わず元気で長生きしろ。
若者に無駄な負担をかけるな。
怒るやつもいるだろ?
「年寄りは病院に行くなってのか!」って。
ああ、言ってやるよ。行くな。
お前ら、夕張って町知ってるか?
財政破綻して病院が消えた街。
そしたらな、年寄りたち――健康になっちまったんだよ!
病院がなくなったら、病気もしなくなったって話だ。
笑うだろ?でもこれ、リアルな話。
「あっち痛い、こっち痛い」てあるかもな。だからってすぐお医者様お薬ください、湿布くださいって駆け込むな。
すぐ湯治しろ。いや痛くなる前に毎日、家の風呂で湯治しろ。
湯治には、医者はいない。薬もない。でも、人間が本来持ってる自然治癒力を取り戻すことができる。それで体のメンテナンスは十分にできる。いや、健康に長生きできる。
目指せよ「ピンピンコロリ」
それが今の若者たちを助ける一番の方法だ。
令和の時代を病まずに生きるには、最新医療でも、薬漬けでもなく、
“自然の力”を味方につけること。
病む前に、湯に入れ、湯治しろ。これが私の、全世代に向けたメッセージだ。