これらは原因不明治療法不明といわれる膠原病やアトピー性皮膚炎、喘息などアレルギー疾患治療界の免疫抑制剤プレドニン、ステロイドの図式と全く同様に病気を治すための治療ではなく、薬を売るための治療になっている。
その薬物治療をすることによって自律神経の働きを乱し、さらに病気は難治化し「治らない病気」つまり原因不明、治療法不明の難病という現代医療にとって、大変都合の良い「難治性疾患」につくりあげてしまっているのである。したがって医学専門書でも「原因不明、治療法不明の難病」として「本症は、根治的治療法は存在しない」と記されている。
これらの疾患者は使用する薬をやめて自然療法の、自宅湯治、温泉湯治を少しの間やってみれば良い、汗をかき、体が温まれば温まるほど楽になり、いずれそれらの病気は薬を使わなくても痒み炎症は出なくなり治ってしまう。つまり原因不明、治療法不明の難病ではなかったことが分かるからだ。(詳しくは拙著アトピー性皮膚炎の治し方がわかる本、かんき出版)。
ここで少しアレルギー疾患について述べておこう。花粉症、鼻炎患者も体を温めるとよい。アレルギー疾患の花粉症であるが、日本では実に2,000万人とも言われる人々が植物の花粉が飛散する時期、くしゃみ、鼻水、鼻つまりという辛い症状に悩まされ続け、毎年大騒ぎになっている。
しかしいまだに有効な治療法も根治的治療法もなく、この病気も原因不明、治療法不明の現代病、つまり難病としてあつかわれている。従って花粉を飛ばす雑草や、杉の木が悪いといっては懸命に伐採している。東京都では5人に1人つまり20%の人々が花粉症に悩まされ続け近隣の山間部の杉林を買い取り、伐採をおこなったという。
しかしこれらは実に愚かな対処法である。なぜなら花粉を飛ばす雑草や樹木に原因がありそれらが悪いわけではない。花粉症を引き起こす人々の体が悪いのである。その時期まったく花粉症や鼻炎の症状が出ない人も大勢いる、従ってそれらの80%人々と花粉症で悩む人々との「体の違い」を比較対照してみれば良い、原因つまり答えは簡単に出るからだ。
実はこの花粉症にならない方法が一つだけある。花粉症になる時期つまり花粉が飛散する2,3ヶ月前から十分な睡眠をとり、さらに入浴時少し長湯にして(15分から20分)しっかり体を温め常に温かい体、つまり冷えの症状がない体にしておけば良い。
するとその時期になってもまったく症状が出なかったり、症状が軽かったりということに気付き驚くことになるだろう。さらにもう一つ素晴らしいおまけが付いてくる、免疫力が高くなり、まったく風邪をひかない体に変わるのである。