このような膠原病の患者さんが来訪することがある。しかしプレドニンをはじめ様々な薬の離脱状態が人によって異なり、その症状をクリアするのはこれも大変である。その症状は筆舌では現わせないような、むごい症状になる人も中にはいる。
まさに病状の悪化である。現代医療は当然そのように判断するだろう。これらはアトピー性皮膚炎の重症者の離脱症状と同様に、医師が一番恐ろしく、見たくない、また目をそむけてしまう症状だろう。
なぜなら、自らが間違った「薬物治療」でこさえた、患者の「真の姿」であることを、医師は分かっているからだ。しかしこの離脱症状さえ乗り切れば、あとは回復の流れに乗るだけで、そんなにむごい症状にはならない。ほとんどの人が7,8か月の湯治で見違えるような状態に戻っていく、約1年程度の湯治後通院していた病院で精密検査をしているが抗核抗体反応も治まり、膠原病として異常な状態が認められなくなって、これも驚くのは医者ばかりである。
現代医療は自ら免疫抑制剤プレドニンの過剰投与で難治性に至らしめ、治らなくなった病気を難病指定の全額医療費控除、特定疾患に推し進めてしまったようだ。ひところある政党から同じ免疫抑制、ステロイドを使用するアトピー性皮膚炎も難病指定の特定疾患にするような動きがけがあったようだが、それは立ち消えになっている。
このように薬物の過剰投与、過剰服用が難治性疾患者を作り出している。なぜなら疾患者がその使用する薬をやめれば1年程度の「湯治」で自然に普通の健康体に戻るからである。これらはアトピー性皮膚炎も同様である。ありとあらゆる疾患に言えることだが、もともと薬を使って治る病気などは皆無である。その病気を悪化させる、つまり難治性にすることはできても、治すことはできないからである。
従ってあらゆる疾患者が使用する薬を絶って「湯治」という生活改善をしてみると、すべて同様の結果が現れ回復するのは奇跡でも何でもない、至極当然のことである。人の持つ「自己再生機能」つまり「自然の治癒」は現代医療では到底推し量れぬものだ。これは人の体を薬物でコントロールするだけの、「まやかしの治療」ではないからだ。