湯治を日課にした生活は10年後20年後の、あなたの体を守る健康貯金である。この貯えがあれば、絶対といえるほど認知症が発病することはない、またパーキンソン病や他の生活習慣病にかかることもない、病院の世話にならなくても何時までも口も体も達者で生きられる。つまり「健康寿命」を延ばす最良のセルフケアである。
なぜなら血液の循環が良く、いつも体が温かいという冷えの症状のない人の体では脳血管障害をはじめ、それらの生活習慣病とはまったく無縁だからである。
既に認知症の症状が認められる人は、薬をやめてすぐにでもこの「湯治」を実践したほうが良い、薬物のダメージが少ない軽症者の回復経過は周りの人が毎日驚くほど顕著である。ただし症状によっては、介護人が必要なケースもあり注意が必要だ。