体を温めればガンは消える

運動によって出る汗、湯治によって出る汗、同じ汗でもこんなに違う

血液循環を促し新陳代謝を活性する方法として湯治以外に簡単に実践できる運動がある。しかし同じ新陳代謝でも運動と湯治では違った結果につながる。運動は自律神経の交感神経を刺激する。そのために汗の出る場所も脇の下、額などの局所的な部分に限られやすい、また体に蓄積された薬物等老廃物の排泄は少なく汗の主成分は水分がほとんどである。

これに対して湯治の場合には自律神経の副交感神経を刺激することになる。したがって汗の出方も全身的で水分だけではなく、そのほとんどが体に不要な老廃物でありこれらの排泄が盛んである。

この事実を知る医師は少ない、しかしこの典型的な作用が血液循環不全によって発症した、すべての病気を治しているのである。同じ汗でも湯治によってかく汗と、運動によってかく汗は、このように大きく異なった結果から現われているのである。

体を動かす運動は確かに大切である。しかし度を越した運動量は逆に体にとってマイナスに働くことにもなる。見事な体に改造したボデイビルダーやまたレスラー、アスリートにしても、すべての人が、免疫力が高いとはいえない、がんや生活習慣病になる人は多い。しかし湯治を大切にする人々、温泉愛好家には、がんや生活習慣病の患者が少ないという事実がある。

したがって運動も大切だが「副交感神経」を刺激して内分泌機能を活性し「湯治」でかく汗は、より効果が現われ大切であることがわかる。なぜならそのような治療法は湯治以外にないからである。このような湯治生活により体の機能の改善がすすむと、がんや心臓病、脳血管障害などの、生活習慣病、そして血液循環障害によって現われた動脈硬化症、高血圧などの病気の改善が顕著になってあらわれる。