体を温めればガンは消える

極度の自律神経失調、低体温者にがん発生

自律神経は脳の指令を受けず、生命維持機能として、独立して働くことから「自律神経」と呼ばれている。眠っている間でも心臓が働き続けるのは、自律神経が心臓の働きを自動的にコントロールしているからである。そのように独立した存在であるため、一端機能の低下を起こすと難治性となり、免疫力低下によりさまざまな器官、臓器に障害が発症することになる。

私たちの体を構成している60兆個の細胞はすべて自律神経の支配を受けている、そしてそのうち、約1,000億個の細胞は毎日新しいものに生まれ変わっている。私たちの体を守る大切なリンパ球は骨髄でつくられているがその寿命は1週間程度である。それらの細胞は血液の循環によって運ばれてくる酸素、栄養素、ホルモン、免疫物質等によって活動エネルギーを得て大切な仕事をこなしている。

しかし自律神経失調がすすみ、この血液循環に支障をきたす状態が起こると極度な低体温、低酸素の部位では、免疫細胞の働きが弱くなって免疫力低下に陥り、がん発症の原因をつくることになってしまう。また日常生活で発ガン物質などの摂取や、がん要因(自然環境・個々の生活環境)に触れている時間が増え、さまざまな悪条件(慢性的睡眠不足、過重にかかる精神的ストレス、抑圧、身体的疲労の蓄積、長期薬物常用等)が絡み合い交感神経の緊張状態が続き、気付かないうちに新陳代謝が少しずつ落ちていく。

同時に自律神経失調の状態がさらに進み免疫力、抵抗力も低下していく、つまり体は慢性的に低酸素、低体温で顆粒球が増えリンパ球減少により「がん」が発生するには格好の(摂氏35度~35,5度)極度の冷えを感じる体へと陥っていくのである。

体はさまざまな異常状態、警告信号を「生活改善命令」として発しているにも拘らず、それらを気にも留めず、十分な休息、睡眠、栄養もとらないライフスタイルがもとで悪い体質となり、病体という結果となって現われているのである。現在のその人の生活習慣は、良い体にしても悪い体にしてもこのように3年~5年~10年後、自らの体となって根付いてしまうということでる。