しかし現代医療ではアトピー性皮膚炎患者のステロイド使用中止によって現れるリバウンド、離脱症状を病状の悪化といわざるをえない、回復に繋がることを認めてしまえば、前述のように、その医療は根底から覆されることになるからだ。したがって現在でも薬を中止したために現れる、これらの離脱症状を悪化であると騒ぎ、民間療法が健康被害を与えていると、次元の低いことを言わざるをえないのである。
さまざまな疾患者が長年常用する薬を絶てば、一時的に、病状の悪化とみてとれるような、リバウンド、東洋医学では「好転反応」と呼んでいるが、離脱の症状が、強い弱いという程度の差はあるが、かならず出るものだ。
これは先にも述べたが服用してきた薬やステロイド剤が体の治癒系の働きを阻害し、働けないようにしていた状態が、薬物投与中止によって解かれ、突然自分の体を健康にしよう、健康な体に戻そうとする治癒系つまり免疫系の働きが活発になった証拠であり、したがって生活を改善し、湯治によりこの離脱症状さえ促進すれば、あらゆる慢性疾患、難治性疾患の改善、回復が可能であり、これが真の「根治療法」である。