体を温めればガンは消える

リンパ球1800個(1マイクロリットル)が分岐点

前述のように、これらは血中のリンパ球が1ミリ立法メートル中1800個程度から自然退縮が始まっている。普通の免疫力を備える人の白血球6000個の30%の割合である。したがって「湯治」により、このリンパ球を増やし続ければ、いずれがんは縮小、消失し治癒することになるのである。

湯治開始後、定期的に通いつけの病院で血液検査をしてリンパ球、顆粒球の比率や数を測定すればこれらの事実が証明されるはずだ。そうなれば回復への目安がたてられるようになる。まず湯治により体を温め血液循環を促し血中のリンパ球を1ミリ立法メートル中2000個目標に増やすようにしたらよい、仮に全身の血液量が5ℓとすれば全身では10億個に増えたことになり、がんの自然退縮が顕著になってくるからだ。

これらは自らの体が備える「自然治癒」は決して人を選ばないし、また騙さない、さらに裏切らないのだ。それらが働きやすい体内環境を整えるだけで体を害することなく病んだ体を元の健康体に戻してくれるのである。
このように「人」は生活の良し悪しで、日々免疫力は高くなったり低くなったり、がんと闘うリンパ球の数にも増減が起こり、それらの戦いの結果が体に現われているということである。

人の体では宿主が気付いてないだけで、がんは毎日発生し増殖、進行もすれば足踏み状態であったり停止したり、また自然消滅したりと頻繁に繰り返しているのである。従ってこの事実をしっかり理解した「湯治生活」さえすれば、がんを治すことも再発を予防することもまた、がんの発生を予防することも自ら容易にできるということである。