体を温めればガンは消える

がん患者は眠りがとれない

人は眠る時脳が休むノンレム睡眠(深眠)から入り、次いで体が休むレム睡眠に移る、そしてそれら交互に現われることになる。人の体にはもともと体内時計があってだいたい明け方には、レム睡眠が多くなり自然に目が覚める。がん患者にはこのリズムが狂っている人が多い。

体は眠っているが不安や心配恐怖心などにより、夜が怖く、脳が覚醒と休息を繰り返している状態で、ノンレム睡眠に入ることができず、入っても短いため睡眠が浅く、熟睡は得られないため、次から次へと後味の悪い夢を見ることが多く、楽しい夢を見ることが少ない。このように睡眠のリズムが狂い、毎日十分な睡眠をとることができない。たとえ睡眠をとるための十分な時間を充てても、とれないのである。

従ってこのような場合、がんという病気に対する不安や心配、恐怖心という精神的な落ち込みの回復が得られなければ、なかなか十分な睡眠も得られないのである。だからといって決して眠剤、睡眠誘導剤、睡眠薬、精神安定剤、向精神薬等を使用してはならない。安易に薬の使用を始めると依存状態に陥りいよいよ体がだめになるからだ。それよりも風呂でも入ってゆっくり湯治をした方が良い。ばっちり体を温め、汗をかいて寝ればぐっすり熟睡できるはずだ。