第一の条件湯治を日課にする実際の「湯治」であるが、一番大切なことであるため具体的に詳しく述べていくことにする。湯治は普段の生活の3倍~4倍と体力を消耗するものであり、がん患者の場合、体力的に逆効果になることもある。したがって末期症状の患者、高齢のがん患者で既に食欲もなく体力的に衰弱が著しい人は、入浴程度に留め、決して時間をかけて行なう「湯治」はしてはならない。これは重症の高血圧の患者、急性炎症性疾患者、急性感染症者も同様である。また癲癇(てんかん)の持病者は付添人がいない限り湯治はしてはならない。Older Posts