体を温めればガンは消える

健康を害し初めて知る命の尊さ、薬物過剰服用でがん発症

「がんや生活習慣病の人々を励ます会」や私が主宰する「ホスメックがん患者の会」で面談する際、共通した質問をすることがある。よく振り返ってみて、過去15年、20年というあなたの生活が今の体となって現われているのでしょう。

あなたはそれだけ長い時間をかけて今の体をつくったのではないですか?そういわれて初めて気付く人が少なくない。長い間、精神的に辛いことが続いたのですねの一言で、乳がん、子宮がん、等の患者さんは涙する人が多い。なぜなら精神的、身体的に100%ストレスが関与しているからである。

大腸がん、直腸がん等の患者では長年暴飲、暴食、偏食がたたり、頑固な便秘の状態が続いて、腸内でインドール、フェノール、ニトロソアミン等発がん物質が生成され、がん発症を一役担っている。

「がん」にしても心臓病や脳血管障害にしても、それらの生活習慣病なる人は、体に対して長年無理を強い、負担のかけ過ぎがあったわけであるから、今までの生活のあり方を悔い、からだの養生、つまり思いやり、いたわりの心を第一に、徹底した生活の改善を図ることが急務である。

そのためには薬を止めて「自宅湯治」を日課にすべきだ、湯治によって正常な自律神経の働きに改善していかない限り、あの薬この薬と、手のひら一杯の薬の多量服用を続けた生活をしていても、病状は深刻になるばかりで「健康な体」は生涯得られない。

時を待たずして薬の過剰服用による複合副作用が現れ、致命的疾患が突然発症することになる。気が付いた時には、がんの早期発見どころではない、ほとんどの人がステージⅣの末期がんである。そうなって「余命宣告」を受けてから慌てふためいて、悔やんでも、もう遅いからだ。