体を温めればガンは消える

湯治で冷めにくい体に

昔から日本人は風呂に入る習慣がある若い人ではシャワーで済ます人もいるが普段は体を洗って42度~43度高温で2分~3分湯船につかり体を温め汗が出始めたらあがる。これらに要する時間は平均22分間であり、これが単に入浴といわれるものである、温泉旅行に行ってもこのような入り方が普通である。しかし湯上がり後の3分~5分は確かに体も温かくそれなりに汗も出るが、そのような入浴では、皮膚の表面下1センチほどしか温められていない状態である。したがって治療としてはその効果は乏しい。

高温浴では体はすぐに温まるが湯上がり後冷めやすいという状態である。さらに高温浴では心肺機能に負担がかかり体の防衛反応も強く、逆に緊張状態が現われ温熱効果が乏しい、さらに急激に血圧が上昇することからも危険である。これらは高温サウナにも同じことが言える。短時間に内に体の皮下1センチほどが温まり、汗もそれなりに出るが、防衛反応によってからだの芯までは、なかなか温まらず、逆に体の芯まで温めようと入っていれば、高体温による貧血症状で倒れて、意識がなくなってしまう危険がある。

また最近酒を飲んで泥酔状態で高温の湯に入り心臓や肺、脳に急激な負担がかかり、溺没死する人が増え、入浴中の死亡者数は毎年2万人を超えている。決して泥酔状態で高温浴をしてはならない、とくに高血圧の人は気をつけるべきである。