体を温めればガンは消える

第二の条件、十分な睡眠をとる

第二の条件としていかに十分な睡眠をとるかということである。睡眠は癒しである、毎日、自身にかかる負荷を処理し、明日への体力を備えて健康な体を維持していくためにも、また病んだ体を健康な体に戻すためにも、必要不可欠なことは睡眠である。

日本人の睡眠時間は年々減少し、最近の調査では平均7時間20分働き盛りの30代、40代では7時間を切っている。上場企業の若手社員を対象とした調査では、睡眠時間が6時間にも達しないという結果が出ている。あるテレビキャスターは、週に数本の番組を抱え、精力的にこなし、1日3時間程度の睡眠時間しかないと聴いたことがあったが、その後、胃がんが発見され手遅れ状態だったのか、まもなく亡くなった。

また若い人では仕事やスマホ、ネット、ゲームに忙しく昼夜が逆転し、毎日3,4時間しか寝てない人も多いという、これはライブで全国を駆けめぐるミュージシャンの人々や、超人気の売れっ子「アイドル」、「芸能人」にも言える。

しかし人は睡眠時間が少なくなればなるほど「低体温」に陥り免疫力が低下する。したがってインフルエンザに罹患することが多く、10年、20年とそのような荒れた生活が続くと常用する薬物の副作用も半端ではなく大方の人が、「突然死」や、がんを筆頭に急性白血病など、何十万人に一人という、突発的な「致命的疾患」を患う事になる。人間は生身の体であり決してロボットではないのだ。仕事にしても遊びにしても、それらに振り回され自らを見失ってしまうと、このような結果が待ち受けている。