体を温めればガンは消える

最期は単なる雑菌に侵され命を落としている

これらの結果、体を守るリンパ球の数は激減し生命に危険が生じ、さらに免疫力低下が加速し新たな医原性のがんが発生、その増殖が顕著になってくる。このような治療の繰り返しで患者の体は衰弱の一途をたどり、最後は明日をも知れぬ「がん患者」になっていく。

このような体になってしまうと最早「がん」とは闘えない、普通の人なら何事も起きない単なる雑菌をも防御できず、肺炎など感染症を引き起こして生命の危険にさらされ、命を落とす結果になってしまう。

最後は「がん」では死なないで、日和見菌といわれる単なる雑菌に冒され、肺炎や多臓器不全で苦しみながら死んでいくとは実に情けない限りである、がんで死亡する前に肺炎を起こして死亡するがん患者が増えていくわけだから、肺炎の死亡率は上がり、がんの死亡率は下がるという。

医療側にとっては大変都合の良い好結果である。なぜなら肺炎で亡くなった、多臓器不全で亡くなった、と発表すれば「がん」で死んだとは思われないからだ。「肺炎」の死亡者数が死亡原因の第三位になるはずだ。

このように現代のがん医療は「がんを治す治療」としては、本来の医療の常識を逸脱した治療法を相変わらず続けている。徹底したこれらの治療を施されながら死に逝く最期の患者の胸のうちを推し量ることはできないが、その闘い、つまり治療に満足して逝ったとはとても思えない。

すべてやれることはやった、患者さんの体力が持たなかったと医師は言うが、患者やその家族にとっては、何か実に割り切れない「虚しい治療」であり、また「虚しい闘い」であったように思える。