体を温めればガンは消える

病人は病院でつくられ患者はせっせと病院通い

しかし患者は常用する薬を絶つことができない。自分勝手に薬をやめると病気が悪化する、場合によっては命に係わると医師は言う、従って不安で薬を絶つことができないのである。薬を使い続けることしか自分の体は維持できないし、生きてはいけないと思い込まされているからであろう。現代医療の「罠」にはまり、間違った医療の洗脳を受け、患者囲い込み医療の「虜」になってしまっている。

このように患者を「薬」の消費者に、さらに医原性の疾患者を増産しては、病院のお得意さんにしてしまっている現代医療のあり方が、患者の体の手枷足枷となってしまい、回復を信じる人々の病気を慢性化、さらに難治化させ、病気を治す薬理作用どころか副作用だらけにして、障害を伴う致命的疾患に移行させ、人々に重篤な「健康被害」を与えている。

事実ありとあらゆる病気を治しているのは患者の持つ自然治癒力、自己治癒力であり、それらはしっかりとした「科学的根拠」に基づいたものである。これらを無視し「化学的根拠」つまり薬で病気を治そうとするから、いつまでたっても現代医療では病気が治らないのである。

患者は10年、20年と3時間待って3分診療で、生きている限り不安を抱えながら病院のお得意さんとなって、僅かな生活費をさらに切り詰め、次から次へと現われる副作用に苦しみながら、せっせと病院通いをしなければならなくなってしまう。

このようなわけで現在病院に通っている患者、そして病院に入院している患者の40%は医原性の疾患を治療している。医原性とは医師が病気を治すために処方した薬の副作用で出現した新しい病気のことである。その病気を治すために、また別の薬が処方され、その薬の副作用でさらに、医原性の次の疾患が現れ、というように、患者は元の病気が悪化したと思っているかもしれないが、実はそうではない、医師に次々と副作用の疾患を作られているのである。

見事なマッチポンプであるが、その実態を知らぬは患者のみである。「副作用で新たに発症した病気です」とは、医師は絶対言わないし、言えないのだ、それを言ったらお終いだからだ。したがって患者のカルテには「医原性疾患」という言葉は記入しない、後々カルテの開示を求められたとき困るからだ。

こうして患者は体中病気だらけで、手の施しようがない状態に陥り、最期は免疫不全で単なる雑菌をも防御できず、感染症を引き起こし、肺炎や多臓器不全で死亡する。それでもほとんどの遺族は「元の病気が悪化」して亡くなったと思っているのだから、何ごとも起こらず、医師はしあわせものだ。